毒親にさよなら!親から離れたい人が自立して暮らすための方法と考え方

記事更新日: 2021/10/17

ライター: ゆの

親が過干渉だったり、子供を思い通りにしたいという理由ですべてのレールが敷かれていたり、毒親育ちだと「ウチは普通じゃない」とどこかで感じながらも、それを認めたくない気持ちもあって複雑ですよね。

そして、親と一緒にいるのがもう辛い……そう感じた時が、この関係の潮時です。

経験上、ここで離れなければ、この先関係性を切るのがだんだんと難しくなっていきます。

ゆの

私は親と離れて——というより、両親と縁を切って10年ほどになります。

一部連絡先が知られているので、完全に行方知れずになることはできませんでしたが、両親は今私がどこに住んでいるのか何をしているのかはもうわからない状態です。

親と離れたい——でも、どうやって離れたらいいのかわからない。

今回は親と離れる方法について、私の体験を交えながら紹介します。

「ここを離れたい、自立したい」と思った人の目に留まりますように!

ライタープロフィール
ゆの
自他共に認めるハードメンヘラ。 毒親に育てられたあの頃の記憶をたどりながら、コラム『メンヘラなるままに、日暮し』をはじめ、まともな恋愛ができなくなりダメンズでこじらせた体験を記事にしています。
メンヘラ化する原因をつくった家族の話を公開しながら、愛されずに育った子供が大人になってどんなことに苦しんでいるのか、心にどんな傷を抱えながら生きているのか、その苦しさや葛藤を伝えたいです。


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vol.1「愛すべき母親に捧ぐ
vol.2「呪いの言葉をかけた祖母
vol.3「自己肯定感が低くても仕方ないって笑えばいいよね
vol.4「毒親あるある 普通の家庭を知らない子供

毒親から離れるために一番大切なこと

結論から言えば、毒親から離れたいなら言い方は悪いですが、親を捨てましょう。

そして、そう決めたら迷わないこと。

20代で親を捨てた筆者の場合

私は親と共依存していたことを、当時勤めていた会社の産業医から指摘されて初めて気がつきました。当時の担当医は、産業医面談の中でこう言いました。

「親のためにあなたが辛い目に合っているのは、どうしてですか?こんなに苦しい思いをしてまで親と一緒にいる必要はあるんですか?あなたの人生はあなたのものですよ。どうして両親のために生きる必要があるんですか?」

どうして?と訊かれても答えられず、「家族だから…」と言っても「家族ならあなたに何をしてもいいのか?」と問われると、結局何を答えられない。先生の言葉は、はじめは受け入れられませんでした。

でも、私は親といても幸せではないし、しかも親と離れるという選択肢があることに気がついてしまった。

決意するまでには時間がかかりましたが、でも私はこの言葉で親から離れることを決めました。

親から離れるための5つの方法

1. 物理的に離れることが大事

親から離れると決めたら、物理的に離れること。

気持ちの面で自立する——みたいなことは、はっきり言って無理です。近くにいればあなたの気持ちはまた流されてしまいます。

なので、物理的に距離を取ること(=引っ越し)が最善です。

引っ越し時に絶対やってはいけないこと

✔引っ越すことを親に伝えてはいけない

あの手この手で引き止められます。絶対に言ってはいけません。

いまは電話やオンラインで見積もりができる引っ越し業者もあるので、当日までわからないようにしましょう。

はっきり言って夜逃げに近いかもしれませんが、快く送り出してくれるような親ならそもそもこんなに悩みません。

✔引っ越し先を親に伝えてはいけない

引っ越す意味がないので、絶対に伝えてはいけません。

住所を知っている親は、新居へ必ずやってきます。

✔準備を悟られないようにする

無関心系の親ならいいですが、過干渉な親は部屋にも入って来ます(カメラ付けられていたもしますしね)。

引っ越しすることがバレないようにするためには、まずは実家に帰りながら、荷物は大きめのカバンに入れて少しずつ移すなどしていきましょう。

家具などの大きめの荷物はもちろん、移動の荷物は最小限に抑えて、ちょっともったいない気はしても、新居で新しくそろえた方が安パイ。まずは親から逃げることが先決!

2. 家族以外に頼れる人をつくる

セーフティネットとして、家族以外に頼ってもいい人への協力を依頼します。

恋人でも友達でもいいですが、絶対に、あなたが信頼している人であること、そしてあなたの事情を知っていて味方になってくれる人を頼りましょう。

一人でなんでも抱え込まないで、できるだけ周りに相談しておくことで精神的にも安心感が得られます。

人選で気をつけなければいけないこと

✔その人から居場所がバレる心配がないかどうか

親同士でネットワークがある、あるいは親から離れたいという背景を理解してくれない人は、協力者としては不向きです。

親切心から「どうしてそんなことするの?」と説教を始めたり、親に連絡したりするなど暴走する恐れもあります。

✔迷惑をかける範囲を決めておく

例えば、引っ越し先が決まらず、家探しの間に家賃を折半しながらその人の家にしばらく居候するようなことがあるかもしれません。

だから言って、ずっとその人の家にいてもいいかと言えば違います。

協力してくれる大切な人だからこそ、親しき中にも礼儀あり。必ず期限を設けて迷惑をかけるのは最小限に留めましょう。

3. 準備期間を設ける

今すぐ親から離れないと命の危険があるという場合を除き、できれば多少の準備はした方がいいでしょう。

自立するために必要なのは〈お金〉と〈住所〉の2つだけ。例えいま定職に就いていなかったとしても、就職活動ができる条件がそろっていれば親から離れることはできると思います。

しかし、手元のお金がなさすぎるのも不安かと思うので、金額は多くなくてもまとまったお金が貯まるところまで準備してもいいと思います。

ただし、その間に親と居て心が辛すぎるなら我慢せずに早めに家を出ること!

準備期間中に大切なこと

✔準備にかける期間を決めて先延ばしはしない

お金を貯めることは大事な準備ですが、100万円貯めるまで…など先の長い目標はやめておきましょう。

新居に引っ越しするならそのための初期費用にいくらかかるか、引っ越し先で完璧な生活を送ることより、あくまで親から離れるということを目的にした時に、なんとか暮らせそう…くらいで十分です。

住む場所もシェアハウスなど、選択肢はいろいろあります。

✔なるべく断捨離しておく

持って行くもの、持って行かないものをはっきりと決めておきます。大事なものなんて、実はそんなにありません。

心機一転するのだから、家具などは少しずつそろえていけばいいのです。それが引っ越しの醍醐味です。生家や親のことを思い出す物をあえて持って行く必要はないので、これを機に断捨離してしまいましょう。

4. 勤め先で先手を打つ/仕事を探す

自立する上で、仕事は死活問題です。収入源は絶対に確保しなくてはなりません。

この時注意したいのは、すでに仕事に就いている人が夜逃げするように親元を離れることで、親が勤めている会社に連絡したりしないかということ。待ち伏せも怖いですね。

勤めている仕事を辞める必要はありませんが、できれば会社にも事情を伝えておきましょう。人事が機能している会社であれば必ず対応してくれますし、あるいは会社の中で信頼できる上司に相談しておきます。

電話がかかってきたらどうしようと怯えるよりも、先手を打って対策しておくこと。伝えるのは恥ずかしいかもしれませんが、親と不仲であることをきちんと伝えて対策することで、安心して仕事することができます。

これから就職する場合、あるいは転職する場合は以下に注意です。

毒親離れでの就職活動に必要なこと

✔住所・電話番号があれば履歴書が書ける

今お金がなかったとしても、住所があって電話番号を記載できれば履歴書は書けます。

もし住む先が決まっていなくても協力者がいれば住民票を移すことができるので、しばらく居候させてくれるような味方の存在は欠かせません。

✔最初は仕事を選り好みしない

いい就職先が見つかればいいですが、希望の仕事にすぐ就けるかと言えば難しい場合もあります。

その時はアルバイトや希望職種でなくても、仕事に就くことを優先させましょう。転職活動は後からでもできますが、もし居候している状態だとしたら、できるだけ早めに収入を得て引っ越し先を決めることが先決です。

5. 絶対に電話に出ない

仕事の都合上、電話番号を変えられない人もいるでしょう。

親が番号を知っている場合、子供がいなくなれば電話するに決まっています。

でも、この電話に絶対に出てはいけません。そもそも着信拒否しておくこと。電話に出れば、罵倒されたり嫌なことを言われることは分かりきっています。

せっかく親から離れたのだから、自分から親のところへ戻りたくなるような行動はしない方がいいでしょう。

引っ越し後の電話で注意すべきこと

✔親戚などの電話も取らないようにする

毒親はあの手この手で、まるで自分が被害者かのように振る舞います。

そのため、親以外で兄弟・姉妹や親戚が信頼できない場合も電話に出てはいけません。特に久しぶりに電話があるような間柄であれば、親の差し金だと疑いましょう。

✔電話番号から住所はバレません!

個人の携帯の電話番号は、検索することができません。そのため、電話番号から住所がバレることはないので、着信拒否をしておけばもう親との関係性は切れたも同然です。

実は社会に出ていればいつでも親から離れられる

我慢のし過ぎでわからなくなっているかもしれないですが、社会人であれば、実は親から離れることは決意ひとつでできることだったりします。

でも、私もそうでしたが、「私が親の面倒を見ないといけない」「私がいないと家族が崩壊する」と思い込み過ぎていて、結局は自分の心を自分で壊していたのです。

本当はいつでも出て行けたのに、それに気がつくことが出来ず、いつまでも苦しい環境に囚われ続けていました。

逆に言えば、幸せになることが怖かったのかもしれません。

家を出てしばらくは良心が痛みましたが、でも同時に「どうしてこんな簡単なことができなかったのか」と驚いたのも覚えています。

あなたが本当に親から離れたいならまず一番大事なのは、出ていくと決めること

自分が幸せになることを、まずは考えてみてくださいね。

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この記事を書いたライター

ゆの

毒親(機能不全家族)の元で育ったアダルトチルドレン。メンヘラ歴は早20数年。ダメな男に引っかかり続けたけど、さすがにそろそろ幸せになりたくて、メンヘラ改善と自己肯定感を高めるために試行錯誤の毎日。好きな言葉は「元気があれば(大体のことは)なんでもできる」。

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