ワイン基礎入門講座part3【美味しいワインの方程式】

記事更新日: 2020/11/08

ライター: Cot

ライターのprofile
Cot
勤務歴5年のナース
お酒は得意ではなく、ワインも飲めてグラス一杯くらい
ワインだと酸味のある白ワイン派!
もっとワインを味わって楽しみたいと思い、
・都内のワインスクールを複数回で見学
・ソムリエやワイン愛好家、ワインスクール受講生にインタビュー
・ワインに関する解説動画や書籍で勉強中

いずみん

自分好みのワインを見つけるコツってあるの?同じ「ぶどうの品種」と「生産国」でも無数に種類・味があるから。

この記事ではワインに対してほとんど知識がない方向けに、”美味しいワイン”を選ぶときのポイント”を分かりやすく解説します。

ワインの味はぶどうの品種、作り手、生産国(エリア)、ビンテージと保管状態など様々な要素の掛け算になります。

もしも美味しいワインを探しているなら、ぶどうの品種>エリア>作り手>保存状態・ビンテージの順に決めていくのがおすすめです!

いずみん

これはぱっと見、イメージしやすいかも!

この記事と教養講座part1,2を読めば、美味しいワインを選ぶときの注目点がよく分かるようになります。

最初にアドバイスをしておくと、そのワインの味を自身の舌で知ることが一番の近道なので、テイスティングを体験してみることをおすすめします!

無料で70分間のテイスティング体験講座を受講できるところも渋谷や銀座にあります。

 

ぶどうの品種の違い

まず最初にワイン選びで最も重要となるのが、ぶどうの品種です。

同じぶどうの品種でも生産国や地域によって味も呼び名も異なっていますが、代表的なものがこちらです。

白ワイン
ソーヴィニヨン・ブラン/シャルドネ/リースリング
赤ワイン
カベルネ・ソーヴィニヨン/ピノ・ノワール/メルロー/シラー

ワインはぶどうの品種によって味わいに酸味/渋み(熟成)を感じたり、柑橘系の香りやベリー系の香りを感じたりして個性があります。

その違いを簡単な表にまとめました。

このようにぶどうの品種によっては、香りや味わいに違いが出てきます。

より詳しく知りたい方はこちらの関連記事で詳しく解説しています!

 

エリアの違い

同じぶどうの品種であったとしても、エリアが違うと特徴も全く異なります。

大きいエリアで言えば、生産国が違えば味が違います。

代表的なフランス・イタリア・アメリカワインの味で比較してみます。

フランス:ワイン入門者にとってはもやは哲学で、教養をつけていくうちに、その美味しさが分かってくるワイン
イタリア:種類がたくさんありますが、馴染みやすいワイン
アメリカ:味が一番シンプルで、ワイン入門者にとっては一番おすすめできるワイン

いずみん

こんなに違うのね!

 

同じ生産国でも「地域」が違うと味も違う

同じ生産国のワインであっても、地域が違えば味も違います。

これは土壌や気候の違いによるものです。

フランスでは法律によって地域ごとに作れるぶどうの品種が定められてしまっていますが、さらに小さい地域内であっても味に違いがあります。

いずみん

なんでそんなに違うの?

それはこんな要素が影響しているからです。

・畑の位置が東向きか西向か(日当たり)
・気候が暑い寒い
・土壌が石灰岩か泥土か(水はけ)
・降水量
・畑の位置が傾斜地のどの辺りなのか(水はけ)

いずみん

日当たりでどうしてぶどうの味が変わるの?

このイラストを見ると日当たりの良いぶどうの方が、皮の色が濃くなることが分かります。

その結果、渋みの濃い(フルボディ)の赤ワインとなります。

一方で日当たりが少ないぶどうの皮の色は薄く、酸味が増してきます。

こうやってワインの原料となるぶどうの味が変わってきます。

いずみん

「土壌」や「水はけ」の問題がどんな違いをもたらすの?

降った雨が地下水となってゆっくり流れる山の中腹付近が、ワインぶどうにとっては最適の場所となります。

ちなみに一般的には気温が10~20℃で、降雨量が500~900mm、北緯50~30度、南緯20~40度がワイン造りの適地と言われています。

このように同じ地域であっても味が異なります。

 

作り手の違い

ワインの好みを見つけるうえで好みのワインの作り手(醸造家)が見つかると、ワインにハマる近道と言われています。

同じぶどうの品種と生産国のワインであっても、醸造家が違うと味が全然違います。

醸造家の目指す、ワイン醸造の方向性や技術によって変化します。

いずみん

具体的にはどんな要素が違ってくるの⁉

醸造家毎で違いの出やすいポイントをまとめました。

・醸造する容器が樽かステンレスか
・ワインを寝かせる期間
・ワイン畑を所有しているか否か
・世代交代をしたか否か

 

保存状態・ビンテージ

最後にビンテージについてです。

いずみん

そもそも、なんでワインをワインセラーとかで寝かせる必要があるの⁉

ワインは醸造してから飲み頃を迎えるタイミングが違います

ワインは時間の経過とともに、最高の状態へ近づいていきます。

ワインセラーなどで一定温度で保管しておくことで、最も良い状態でワインを楽しむことができます。

いずみん

ちなみにワインのピークっていつ頃なの⁉

その答えは誰も分かりません。ソムリエですら分かりません。

ワインの味のピークはある期間を超えると、急激に水っぽくなって、味が低下してしまいます。

だからこそワイン通の方は複数本買っておいて、時期をずらして開封して味の比較をしているんです。

そのためにも全てを同じ条件で保管しておく必要があります。

ワインを保管するときのベストな状態
【温度】:温度が一定で15℃
【日光】:光がない
【湿度】:高湿度で65~80%
【振動】:なし
【匂い】:強い匂いが周りにない

いずみん

だからワインセラーなのね!

 

テイスティングが一番分かりやすい!

ここまでの話を聞いてもあまりピンとこない方もいるかもしれません。

ワインを自分の感覚で選べるようになるためにはテイスティング(試飲)が一番の近道です。

つまり百聞は一見にしかずです!

いずみん

いや、でも、いちいちお店でテイスティングできないよ⁉

そのためにおすすめしているのが「無料テイスティング体験」です!

たった70分体験するだけでもワインへの教養が深まり、人生の”幅”が広がりますよ!

場所も渋谷や銀座で仕事帰りや土日に受講可能です。

 

 

さいごに

ワインの美味しさはぶどうの品種、作り手、エリア、ビンテージ、保管状態で決まります。

そして占める割合もそれぞれ違っているので、ぶどうの品種>エリア>作り手>保存状態・ビンテージの順に決めていくのがおすすめです!

どんな品種があって、どんな味があするのか?エリアでどう味が違うのか?

まずはテイスティング体験をして、ご自身の舌で感覚を覚えられると分かるのが早いのでおすすめです!

この記事を書いたライター

Cot

救急科看護師をして5年目。

グレバリでは現職の看護師の知識を活かして、医療分野のアドバイザー役です!

趣味ではワインが大好きで、ワインの情報も発信してます♡

繊細さん(HSP)でもあるので、あなたの気持ちに寄り添いたい、この想いが届くと嬉しいです!

 

 

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