人手不足だから会社を辞めさせてくれない… これはブラック企業の典型的なやり方です!
働きながら人手不足を実感していると、
辞めたいって言いづらい…
勇気を出して「辞めたい」と言ったけど引き止められる…
そんな方もいるのではないでしょうか。しかし、 人手不足が理由で会社を辞めることができないなんてことは絶対にありません!理由は2つ!
憲法上「人手不足」を理由とした退職拒否は認められていません。
〇日本国憲法(昭和21年憲法)第22条第1項においては、「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択 の自由を有する。」と規定されており、これは、職業選択の自由を保障しているものである。
○ この「職業選択の自由」は、自己の従事する職業を決定する自由を意味しており、これには、自己の選択した職業を遂行 する自由、すなわち「営業の自由」も含まれるものと考えられている。
引用:厚生労働省
人が職業を変えることに対して企業が口出しできないことが分かります。
民法第627条に下記のように定められています。
当事者が雇用の期間を定第一項めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
引用:民法第627条第一項
よって、人手不足を理由に挙げて会社を辞めさせてくれないのは勝手な会社の都合。従業員を束縛する理由にはなりません。
そうは言っても、なかなか仕事を辞められない!
ひな
そんなあなたのために、スムーズに会社を辞める方法をご紹介します!
このページの目次
人手不足に陥りやすい会社には特徴があります。あなたにとっては慣れている環境になっているかもしれませんが、それが普通ではありません!あなたの職場環境が当てはまっているかどうかチェックして下さい。
人手不足の会社は、コストのかかる大手求人媒体に広告を出せないような会社。シンプルにお金がないのです。そんな会社に長く在籍するメリットはあまりないと感じます。
ひな
求人広告費だけでなく、お給料も満足に出せないような会社も。そんなところとは早めに見切りをつけるべきです!
人手不足な会社は求人を出したとしても人が集まりません。その理由は、求人票で出される「福利厚生」「給与」「待遇」が他社と比べると劣っている場合がほとんどだからです。
ひな
なんだかよさそうな会社の雰囲気を出している場合もあるけど、見せかけな場合もあります!条件面がそろっていることが根底にあってこそ、良い職場環境が成り立っていることを忘れずに!
全然応募が来ない会社には単純に魅力がないのです。あまり在籍する意味はないと思います。
「求人にだすお金がない」「求人しても人が集まらない」そんな会社は、もし人が来たとしてもすぐに辞めていきます。
ひな
こんな会社は、退職を申し出をしてから必死に引き止めを頑張ってきます
引き止めを頑張るのではなく、職場環境を良くすることに力を入れてほしいものですが、そんな余裕がないのというのが現状。そんな会社には情を持たずに立ち去ることをおすすめします。
私も実際人手不足で辞めたいけどやめづらい状況がありました。逆に、マネジメントをしていて「人手不足だから辞めないでほしい!」と引きとめる立場も経験しました。
ひな
どちらも経験した結果、本当にやめたいときは、強気な態度で言うのが1番です!
弱気な態度だと、ずるずると引き止められてなかなかやめることができません!人手不足な会社をスムーズに辞めるコツは以下の3つ!
「出来れば退職したい」「この状況が落ち着いたら退職したい」なんて言っても、いつまで経っても退職できません!
ひな
「〇月〇日に退職させてください」と退職届を提出しましょう。
退職日は2週間後以降であればこちらが決めることができます。弱気な態度だと押し切られてしまう可能性もあります。強気に交渉する姿勢で向かいましょう。
さっさと転職先を決めてしまうのも一つの手段です。
ひな
次の職場の入社日が決まればおのずと退職日が決まります。有休消化もしっかりできる日程で退職を申し出ましょう!
次の職場が決まっていないうちに退職を申し出ると、本当にこの先生活は大丈夫だろうか?とほかの心配も出てきて退職する意志が揺らいでしまいます。計画的に、転職先を決めて退職する方が断然おすすめです。
退職するとなると、「同僚に申し訳ない」「担当していたお客様に申し訳ない」とそんな気持ちになることもあると思います。
ひな
「申し訳ない」の気持ちでそのまま働き続けてもあなたの状況が良くなるわけではありません。まずは自分が「どうしたいのか」の気持ちを優先してください!
あなたの退職後のことは会社が整えていかなければならない仕事。気になる気持ちも分かりますが、割り切って考えましょう。
今までご紹介した方法でも退職することができない。そんな厄介な状況の場合はこれからご紹介する方法を試してみてください。
困った時の駆け込み寺の一つに、「労働基準監督署」があります。
【労働基準監督署とは?】
厚生労働省の出先機関。違法性のある会社を是正勧告する機関です。各地域にあるため管轄の労働基準監督署に相談することができる。
しかし、労働基準監督署にあまり頼りすぎない方がいいです。なぜなら、労働基準監督署は脱税など会社の重大な法律違反を犯しているなど大きな問題でないとなかなか動いてくれません。パワハラ、セクハラ、人手不足で会社を辞めることができないという内容では動いてくれないことがほとんど。
その上、労働基準監督署は明確な証拠がないと動き出すことができません。退職できないという理由で相談する場合は、辞めさせてくれない証拠(メールのやり取りやボイスレコーダー)を用意することが必要です。
ひな
あくまで明確な物的証拠があり、労働基準違反が起こっているときに相談できる場所として理解しておきましょう!
続いて試してみてほしいのは「退職代行サービス 」。あなたの代わりに退職手続きをサポートしてくれるサービスのこと。申し込めば基本的には自分で何もしなくても退職手続きは終了します。
ひな
多少のコストをかけてもいいならおすすめです!
おすすめなのは、「退職代行 ガーディアン 」
参考:ガーディアン公式HP
ひな
一般企業ではなく、労働組合が運営している退職サービス。低費用で確実に退職まで運んでくれるのが魅力的!
でも、退職代行って本当にもう会社の人に関わらなくても辞めれるのかな?
と不安な方もいると思います。
ひな
私の友人は、退職代行に申し込んで、その後は会社の人と一切連絡を取らずに退職することができたと言っていたよ!
退職届けの提出・会社携帯の返却のやり取りも退職代行経由で行うことができたとのこと。
まずは、LINEで無料相談をすることができます!悩んでいる方は相談だけでもしてみて下さい。
人手不足で会社を辞められない!そんな方へ具体的な対策をお伝えしました。
ひな
色んな事情はあると思いますが、人手不足で退職できない会社に長く在籍するメリットはありません!
本当に退職したいのであれば、強い気持ちを持って行動していきましょう!
<年齢>28歳
<趣味>カフェめぐり・旅行・読書・ジョギング
<仕事>会社員・副業ライター
<性格>ポジティブ・楽観的
<特技>めっちゃ人に道聞かれること
<執筆記事ジャンル>メンヘラ処世術・転職など。30代を迎えるにあたるお悩み系も。