会社を辞めた人は裏切り者なのでしょうか?終身雇用制度が絶対ではないと言われている昨今その考え方は薄れつつあります。しかし!まだ「転職は裏切りだ!」と考える人は少なからずいます。
ひな
自分のキャリアを見据えて転職をする人が増えつつある今。退職を伝えた際に考えられる会社の反応に備えて準備しましょう!
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転職が裏切り行為と見なされる風潮は今でも一部であります。その理由は少し前の日本は1つの会社で定年まで勤めあげることが普通だったから。その考えが根底にある人からすると、転職を裏切りと考える傾向が強いように思います。
具体的な理由は3つ考えられます。
会社は新入社員が入社してからさまざまな研修や教育体制を設けて、一人前になるように時間と費用をかけています。それはもちろん、この先の会社の成長のため。
ひな
そのため「 会社が社員を育てた 」という意識が強いのです
これだけ時間をかけて育てたのに、転職するなんて恩を仇で返すように感じる人もいるのです。
少数精鋭の会社では、一人が欠けるだけで「後任探し」、「引継ぎの時間」、そして人材がいない場合は「求人募集」が必要となります。上司にとって、通常業務に加えてこの仕事が加わるのでいい気がしない人も当然いるでしょう。
こんな理由から「裏切り」と感じる人もいます。
部下が退職するとなると、会社からその部署の上司に何か問題があったのではないかという目で見られることも。実際私がいた職場にはそんな風潮がありました。
さらに「離職率を〇%以内に収める」という目標が役職のある人には課せられている場合もあります。自分の評価につながることなので、部下の退職が続くと気が気でない上司も多いでしょう。
ひな
評価が下がることによる不満が態度で分かる上司もいます。自分の評価をとても気にする人が上司だとこの先も結局大変なので、裏切りと言われようと転職してOKです。
転職が裏切りだと考える人も一定数いますが、結論、転職は裏切り行為ではありません。なぜかと言うと誰でも職業選択の自由があるから。
ひな
とは言ってもまだ、「転職は裏切りかな?」と感じてしまう人に以下の4つの視点で考えてみてほしいです。
自分の気持ちを優先することがわがままなのでは?と考える人もいると思います。
しかし、そんなことは決してありません。皆、他人を1番に考えることができることばかりではありません。心身共に健康で自分らしく生活するためには、自分の気持ちを優先することに何ら問題はないのです。
「やりたい仕事が見つかったから転職したい」
「〇〇のスキルをつけたいから転職したい」
転職には人それぞれの理由があります。そして転職理由はネガティブな理由ばかりではありません。自分の気持ちを優先せずに、働き続けてもいずれまた転職という選択をする可能性もあります。
ひな
その時の自分の気持ちに正直に行動しましょう!自分の気持ちを大切に 。
転職を上司に申し出て、「希望通りにするから辞めないでほしい」と言われても必ずその通りになるとは限りません。
「次の人事異動で希望の部署に異動させる」「不満点を改善できるように努める」など、引き止めるための常套句はたくさん。その言葉通りに動いてくれる上司・会社もあると思います。しかし、口約束は絶対ではないことを忘れずに。
あの時、異動させてくれるといったのにいつまで経っても変わらないなんて可能性も大いに考えられます。
ひな
将来の進路を他人の力に任せすぎても自分の思い通りに行く保証なんてない のです
転職したいということは少なからず会社に不満があるということ。そのような状態で働き続けても仕事のやる気は出ません。つまり良い成果を出すことが難しく、会社にとってもメリットがない状態。
裏切りではなく、これはお互いにとって良い状況ではないと割り切り、早めに見切りをつける方が良いです。
職場の人間関係、上司との関係も良好。だけど、今後のキャリアを考えて転職する場合もあると思います。人間関係が良好なのに転職を選択すると、申し訳ない気持ちが大きくなる人もいるかもしれません。
でも職場が変わったからと言って人間関係まで断ち切らなくてもよいのです。むしろそこで切れてしまう縁はそれまでだったということ。会える機会は減りますが、転職後も休日に会ったりできる関係は社会人になってから貴重な存在です。大切にしましょう。
転職を会社に申し出た後は、スムーズに退職できるように努めましょう。転職するからと言って現職に対して気が抜けて、社会人としてのマナーを逸脱する行為はNGです。最後までしっかりと勤め上げましょう。スムーズに退職するコツは4つ!
「もう転職するから」と気が抜けてしまい、今までたまっていた職場への不満をぶちまけてしまう。そんなことは絶対にダメです!
退職を申し出てもすぐに現職の仕事が終わらない場合がほとんどだと思います。引継ぎの時間もあるでしょう。残りの時間を気持ちよく過ごすためにも、悪口を言って職場の雰囲気を乱すことは辞めましょう。
可能であれば転職するタイミングは繁忙期や繁忙期前を避ける方がベターです。なぜなら繁忙期の欠員は会社にとってかなりの痛手。忙しい業務に加えての引継ぎ、後任探しは大変なものです。さらに、上司や同僚に言われなくてもいい嫌味を言われる可能性もあります。
ひな
よっぽどしんどくて「もうこの職場で働くのは無理…」とならない限り、 やめる時期も考えて転職しましょう
民法上、退職を申し出た日から2週間で退職可能です。
ひな
2週間で引継ぎが完了するのであれば問題ありません。しかし、引き継ぐ相手は通常業務にプラスして引継ぎ内容を把握するので2週間で終わることは難しいです。
無責任にこちらの事情を押し付けず、引継ぎをしっかりして退職するようにしましょう。ただし、やむを得ない事情もあると思うので、その場合は職場に退職時期・引継ぎの方法を相談してくださいね。
業務の引継ぎや挨拶、そのほか退職のための手続きにどのくらいかかるかを把握し、退職日までに終わらせることが出来るようしっかりスケジュールしましょう。
業務の引継ぎは上司から言われる前に引継ぎの内容をまとめておくのが良いです。自分でスケジュールをたてて提案するくらいの姿勢が円満退職に繋がります。
こちらが退職を申し出てもなかなか退職させてもらえない…そんなケースもあるかもしれません。自分の力でどうしようもできないと感じたときは、他人の力を借りることもできます。それは「退職代行サービス」
あなたの代わりに退職手続きをサポートしてくれるサービスのことです。申し込めば基本的には自分で何もしなくても退職手続きは終了します。
ひな
多少のコストをかけてもいいならおすすめです!
おすすめなのは、「退職代行 ガーディアン 」
参考:ガーディアン公式HP
ひな
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<年齢>28歳
<趣味>カフェめぐり・旅行・読書・ジョギング
<仕事>会社員・副業ライター
<性格>ポジティブ・楽観的
<特技>めっちゃ人に道聞かれること
<執筆記事ジャンル>メンヘラ処世術・転職など。30代を迎えるにあたるお悩み系も。