アジア最大級のアートイベント・デザインフェスタ。
2021年5月29日(土)・30日(日)東京ビックサイト青海展示場で開催されました。
1994年にスタートして、なんと今年で53回目の開催になるそう!
ゆの
その前に…デザインフェスタについて簡単に紹介しておきますね。
デザインフェスタって?
「デザインフェスタ」はプロアマ・国籍・年齢・性別など一切不問のデザインの祭典。オリジナル作品であれば、無審査で参加できるのがポイント!
誰でも気軽に出店できる大イベントで、知られざる才能と出会ったり、自分にはない発想に触れることができるんです。
そして、デザインフェスタといえばこれね!
ライブペイント!
ゆの
すごい集中力で色を重ねていくアーティストのみなさん。筆者のような絵心ない人間からすると、「さすが~」としか言いようがないクオリティ。
下書きなしでササっと描いちゃう人も多いんだよなぁ。ほんとすごいよ!
それでは、会場を回ってきたレポートと一緒にものづくりの作家さんをご紹介しましょう。
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まず目を引いたのは、表情が絶妙なおすもうブース。
ゆの
グッズに描かれているのは、エビフライを運んだり組体操する立派な体格のおすもうさん…思わずクスっと笑ってしまうこと間違いないイラストばかり。
販売ブースでは作家のはしのちづこさんが、ちょうどライブペイント中!
なんだかとっても目が離せない & 眺めながらニヤニヤしちゃう…。
後日談ですが、おすもう便箋は完売したそう!わかる~。
右端にいる小さいおすもうさんを描いている時にお邪魔しました。
デザインフェスタには3年ぶりに参加したという はしのさん。途中、「今回出店すると聞いて遊びに来ました!」というファンの方も。
あれもこれも欲しくなっちゃうおすもうグッズはネットでも購入できるけれど、またぜひイベント会場で「これもかわいい、こっちもかわいい」って言いながら選びたいなぁ。
イラストレーター はしの ちづこ さん
Twitter/Instagram:hashino_chiduko
ネットショップ:https://suzuri.jp/hasino_chiduko
会場を歩いていると、どこからともなく聞こえてくる軽やかな音楽。
ゆの
久しぶりに見ました!アフリカの民族楽器・カリンバ。長さの違う金属の棒を爪ではじいて演奏するんですよね。別名、親指ピアノやハンドオルゴールとも呼ばれるそう。
そんなカリンバを手づくりしている作家さんのブースです。
四角い形のものしか知らなかったけれど、実はつくる人によって大きさも形もさまざま。また、共鳴胴の大きさによっては、つま弾く金属部分の長さが変わるので、音の高さも変わってきます。
カリンバは、中央から左右交互に音階が広がっている楽器。音が高いほど金属のピンは短くて硬くなり、音が低くなるほど長くて柔くなるそう。実際に演奏してもらいましたが、親指の動きが追えない…!一体どうなってんの??
不器用な筆者は「自分で弾くのは無理だな」とあっさり引き下がりましたが、カリンバの音色は本当に癒されるのでThumbpianistさんのインスタでもぜひ聞いてみてください!
カリンバ作家 Thumbpianist
Instagram:thumbpianoman
デザインフェスタって、どうしてこう個性的なんでしょう…(褒めてます)
ゆの
「すこしおもしろい・すごくやさしい」をテーマに描く『おひげのポン』。おひげの森に住む画家の男の子「ポン」と仲間たちを描くのは、イラストレーターのかなざわまことさんです。
もう、そのすてきな笑顔でね、ポンの世界がどれほどやさしいのか分かってしまいましたよ。
無口だけど、とってもやさしくて友達おもい。イラストでは随所に、ぐっと胸が熱くなるような友情を感じさせる行動が垣間見られます。
なんていじらしいんだ、ポンよ!
絵本を購入された方には、イラストとサインを。こんな感じでササっと描いてしまうので、見惚れてしまいますね。キャラクターが生きている!
ほっこり、じんわり気持ちがあたたかくなるポンの世界観に触れて、今日までに溜まったダークな気持ちが浄化されるようでした。作家さんにも癒しをいただきました。
イラストレーター かなざわ まこと さん
Twitter:@OhigenoPON
Instagram:ohigenopon
HP:https://www.kanazawamakoto.com
すっごく華やかになるとかではなく、「ちょっぴり」というのが、とてもいい。
ゆの
と、ブースをのぞいていると、後から後からお客さんがやってくる!賑わいがすごかったです。
こちらは、その名の通りガラス製品を取り扱っている作家さんのブースでした。この日は並んでなかったですが、ガラスでアクセサリーもつくっているようです。
メインの作品は、このきれいなガラスペン。ペン先まで全部ガラスで、インクを浸すとらせん状に入った溝の中にインクが溜まって文字が書ける仕組み。美しいだけでなく実用的。
試し書きしてみましたが、想像よりもはるかに書き味スムース。重くたくないので書いていて手が疲れません。一度インクにつけたら、原稿用紙1/3くらいは文字が書けそう。意外と長持ちなんですよ。
ガラスのアンティーク雑貨もかわいくて、筆者は一輪挿しをお買い上げしました。掘り出し物も多く、目移りしてしまいます。
作品は、町工場で手づくりされているそう。仕入れてきた品も、大切に使いたくなるものばかり。ガラスへの愛が伝わってくる、眺めているだけでも楽しい気持ちになるブースでした。
ガラスクリエイター ちょっぴり生活を華やかにするガラス屋さん
Twitter:@sg_holding_
Instagram:choi_hana_glass
デザインフェスタに来ると、毎回何かしらの占いをしているブースがあるので、今回も探していたのですが。
ゆの
YouTube「うさたちゃんねる」で、”うさた”のイベント情報やミニアニメを公開しているユニット・ブース。
うさた、その鼻のあたりがたまりませんね(毛並みは硬そうだけど)。モニター前に並んだ本に近づいてみると…
『うさたうらない』を発見。
ポップに書かれている通り、使い方は単純明快。開いたページで今日を占ってくれます。
ということで、開いてみました。
”こだわる”……か。「ま、いっか」が口ぐせですが、今日は妥協しないで頑張ります。
ちなみに、YouTubeアニメ「今日のうさた」の18日目はなかなかのホラーできらいじゃない。
うさた屋さん
Twitter:@usata_usa
YouTube:うさたちゃんねる
LINEスタンプ:https://store.line.me/stickershop/product/13319654/ja
最後に足を運んだのは、ワークショップエリア。なかなか楽しそうな雰囲気でいいですね。
ゆの
ガラスの容器や瓶の中に植物を入れてつくるテラリウム。部屋の中でも気軽に飾れて、移動させやすいのもいいんですよね。見ているだけでも癒されます。
瓶の大きさはいろいろ。自分だけでの小さな庭をつくり上げていくのが楽しいですね。
何をどこに配置しようか……悩んでいる時間もワークショップの醍醐味。
人や動物などの小さいオブジェも忘れずに。さて、どんな庭が出来上がるのでしょうか。
出来上がった方のテラリウムを見せていただきました。なるほど、個性が出ますね。途中、気になって隣の人がつくってるのをのぞき込んじゃうやつだな。
うーん、ワークショップも楽しそう!お休みの日に、のんびりお店も訪ねてみたくなりますね。
テラリウム専門店 Terrariumus
*方南町店(金・土・日・祝)11:00~16:00
*清澄白河店(リカシツ店舗2Fにて木・金・土・日)13:00〜17:00
Instagram:terrariumus__
HP:https://ftg.thebase.in/9
ゆの
大好きな東京タワーが絵柄に入った手拭いは、初場所の名物を網羅したとのこと。これで銭湯に行くんだい。
鏡で見た自分をすごくかっこよく描いちゃうその自己肯定感。真似できないけど、真似しなきゃなー。ステッカーはPCにペタ!
家にちょうどバラがあったので、挿してみました。この一輪挿しが似合う生活をしよう…がんばる。
あと、めずらしい野草のおやつも買ったのですが、撮影する前にうっかり食べきってしまったのでカードだけ(笑)
「ホテルコンチネンタル府中」の自社牧場で自生する野草を使ったおやついろいろ。
このギシギシっていう野草なんでしょうね…と思って調べたら、ニュースサイトの「しらべぇさん」ですでにおもしろ記事が。ケーキに入れてもいいらしい。デザインフェスタ、さすがなんでもアリだな。
久しぶりに訪れたデザインフェスタの会場でしたが、やっぱり表現している人の熱をリアルで感じられるってすごくいいなと思いました。
イベントは、徐々にオンラインへシフトしている傾向もありますが、こうしたリアルな場所が残ってくれるとうれしいですね。
ゆの