今年もボジョレーヌーヴォーが解禁しましたね!
もう2020年の新酒は飲みましたか?
あおば
今年のボジョレーヌーヴォーの出来栄えや味について、フランスにいるジョルジュ デュブッフ社のアドリアンさん(ジョルジュ デュブッフ氏の孫!)からのコメントと一緒に紹介します。
もう飲んだ人も、これから飲む人も味わいやペアリングの参考にしてくださいね!
このページの目次
あおば
サントリー社とジョルジュ デュブッフ社が登壇してボジョレーの新酒を楽しみました。
画面中央がジョルジュデュブッフ氏の孫でもある、ジョルジュデュブッフ社のアドリアンさん。
日本でもすっかり秋の風物詩となったボジョレーヌーヴォー。
毎年11月の第三木曜日に、その年獲れたブドウでつくるワインを解禁します。
今年収穫されたブドウでつくる新酒。それがボジョレーヌーヴォーです!
実は、今年は近年稀にみるいいブドウが獲れた年なんだとか。
あおば
フランスのボジョレー地方では、8月20日から開始された今年の収穫。
出来上がったワインは素晴らしいビンテージに仕上がっています!
あおば
7月は降水量が例年よりも少なくとても乾燥していたのに比べ、8月は40度に達するほど暑かったという2020年。
この気温上昇と乾燥した環境によって、成熟した濃いダークルビー色のブドウ収穫されたそう。
ブラックチェリーのような完熟した香りと、芳醇な味わいが特長に育ったブドウ。
余韻ある味わいのブドウは、どんなワインになるのでしょうか?!
あおば
世界中で感染者が増え続ける中、やはりその影響は気になりますよね。
生産量については特別な影響はなく、収穫量は例年と同じくらいだったそう。
ただし、収穫するスタッフの環境には大きな影響が。
イベントにオンラインで登壇したジョルジュ デュブッフのアドリアンさんは、フランスでのコロナ対応について…
「今年の出来は本当にすばらしい!」とお墨付きの2020年ボジョレーヌーヴォー。
温暖になった今年のワインの味わいを表現すると…
・太陽のサンさんした温かさ
・クロスすぐりなどのベリー
・ラベンダーの香り
・肉厚、ジューシー
・フレッシュな酸味が感じられる
オレンジヌーヴォーはその名の通り、今年獲れたブドウでつくったオレンジワイン。
オレンジワインはフルーツのオレンジを使ったワインではなく、白ブドウを用いて”赤ワインのような作り方”をすることで、皮の色から赤みが出て、このようなオレンジ色になるワイン。
・アンバーがかったオレンジ色・輝くようなオレンジ色
・ビターオレンジ、アプリコット、白桃のような香り
・果物本来の味わいが出ている
・アールグレーの香り
・余韻にコクやうまみが感じられる
・ヌーヴォーらしい爽やかな酸味
・白ブドウの皮や種からのほのかな苦味
・奥行きがある
・ヌーヴォーの中でも満足感があるワインの仕上がり
*ボジョレー地区のブドウを使ったワインではないのでボジョレーヌーヴォーではありません。
あおば
フランスではサラミとあわせて飲むことも多いそう。
豚肉のローストやグリル、和食との相性もいいので、ソースをかけたとんかつ、豚バラのうまみがつまった角煮も相性抜群。
酸味と旨みの調和を楽しんで!
オレンジヌーヴォーはスパイシーさもあるので、生姜焼きがおすすめ。
アールグレーの香りともよく合います。
創業者のジョルジュデュブッフ氏は2020年の年初に亡くなりました。
デュブッフ氏の孫であるアドリアンさんは、以前デュブッフ氏から「同じボジョレーヌーボーは二度とできない」と言われたことがあり、はじめは腹に落ちなかった言葉も、今はその意味がわかったと言います。
天候や気候、その年に獲れるブドウの作柄、スタッフなど条件は毎年異なり、
同じ条件は二度揃わないからこそ、その年に全力でワインづくりに臨むようその精神を教えられました。
だからこそ、ジョルジュデュブッフではイノベーションや革新、挑戦・チャレンジを大事にして、2020年もその精神を自分なりに形へしたのが「オレンジヌーヴォー」だと言います。
祖父であるデュブッフのワインにかける想いを継承した、新しい取り組み。
日本が大好きで、日本でのボジョレー解禁日を毎年楽しみにしていたというデュブッフ氏の想いがつまったボジョレーヌーヴォー。
ぜひ飲んでみたいですね!
次の年に飲むなら、冷暗所に置いて品質が変わらないようにすればOK!
解禁日のその瞬間はもちろん、何回にも分けてゆっくりと楽しめるボジョレーヌーヴォー。
まだ飲んでいない人も遅くないですよ!ぜひ試してみてください。
自然が好きなナチュラルずぼら女子。
摂食障害の経験をもつ。
今は自分と向き合いつつ、サステナブルで心豊かに生活していくために実践できることも話しています。