2021【GWは読書で癒されよう】旅気分になるおすすめ小説10選

記事更新日: 2021/04/14

ライター: みこ

この記事の登場人物
いずみん
平日はオフィスで働く旅行が大好きアラサー女子
今年のGWは仕事の疲れを癒すために、自宅でまったりと過ごしたいと思っている

いずみん

あーぁ、今年のGWも結局旅行へは行けず。。何して過ごそうかなぁ。

グレバリちゃん

なかなか遠出はできないけど、気持ちだけでもワクワクしたいよね!

いずみん

そんなの思いつかないけどなぁ…

グレバリちゃん

わたしは小説の物語にワクワクするから今から楽しみ!

いずみん

本かぁ。何を読んだらいいのか分かんないんだよね~

この記事ではテーマに分けて”旅行に行った気持ちになれたり、楽しい時間を過ごせる”おすすめの小説を10冊紹介します。

・とにかく『海』へ行きたい
・とにかく『山』へ行きたい
・とにかく『田舎』へ行きたい
・とにかく『旅』がしたい
・とにかく『楽しく』読みたい

GWは読書がおすすめ!

去年と同じく今年のGW(ゴールデンウイーク)も例年にように旅行には行けそうにありません。

以前はGWになったら海外へも沖縄へも北海道へも、ずっと行きたかった観光地へも行けていたのに。

今年もお家時間が長くなりそう。。。

それなのに今年のGWは5連休、追加で1日休めば7連休と時間を持て余してしまいます。

いずみん

考えただけでも退屈…

だからこそ、GW期間中は気持だけでも旅行へ連れて行ってくれる小説がおすすめです!

 

GWにおすすめの小説10選

 今回は6つのカテゴリーに分けて本を紹介します。

・とにかく『』へ行きたい:海の近くで旅をしているように感じられる本です!
・とにかく『』へ行きたい:山へ行くのがワクワクなるような本です!
・とにかく『田舎』へ行きたい:心の温かい人々との出会いで、あなたの心も温かくなる本です!
・とにかく『』がしたい:色んなところを旅したくなる本です!
・とにかく『楽しく』読みたい:GWは笑って過ごしたい!と言う方におすすめです!
・とにかく『特別な時間』を過ごしたい:少し神秘的な時間を過ごしたい方におすすめです!

 

とにかく『海』へ行きたい

 

第1位 南国に行ってみたくなる! 「カフーを待ちわびて」(著者:原田マハ)

【あらすじ】

もし絵馬の言葉が本当なら、私をあなたのお嫁さんにしてください――。 きっかけは絵馬に書いた願い事だった。「嫁に来ないか。」と書いた明青(あきお)のもとに、神様が本当に花嫁をつれてきたのだ――。 沖縄の小さな島でくりひろげられる、やさしくて、あたたかくて、ちょっぴりせつない恋の話。 選考委員から「自然とやさしい気持ちになれる作品」と絶賛された第1回「日本ラブストーリー大賞」大賞受賞作品。

(宝島者文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

南国のとある神社にあった絵馬から物語が始まります。
少し不器用な主人公・明夫と、天真爛漫な女性・幸と、愛犬カフーが繰り広げる、ラブストーリー。
明夫が不器用だからこそ、やさしい気持ちで応援したくなります。
物語に登場する南国の星空は絶対に目で見たいと感じます!

 

 

第2位 こんな純情な恋愛がしてみた! 「海の見える街」(著者:畑野智美)

【あらすじ】

海の見える市立図書館で司書として働く31歳の本田。十年間も片想いだった相手に失恋した七月、一年契約の職員の春香がやってきた。本に興味もなく、周囲とぶつかる彼女に振り回される日々。けれど、海の色と季節の変化とともに彼の日常も変わり始める。注目作家が繊細な筆致で描く、大人のための恋愛小説。

(宝島者文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

海が見える市立図書館で働く20、30代の4人の男女を描いた物語です。
図書館で働く人が主人公なので大恋愛というストーリーではありません。
みんなそれぞれ恋愛には奥手で不器用だけどお互いに何となく心惹かれる関係性。
海の繊細な表情も描きつつ、最後は心がほっこりできる物語です。
これぞ誰しもが憧れる純情恋愛ストーリです。

 

 

第3位 海辺の町で、もっと正直に生きようと思える 「海が見える家」(著者:はらだみずき)

【あらすじ】

苦戦した就活でどうにか潜り込んだ先はブラック企業。働き始めて一ヶ月で辞職した。しかし、再就職のアテもなければ蓄えもない。そんな矢先、疎遠にしていた父親の訃報が飛び込んできた。孤独死したのか。どんな生活を送っていたのか。仕事はしていたのか。友人はいたのか。父について何も知らないことに愕然としながらも、文哉は南房総にある父の終の棲家で、遺品整理を進めていく。はじめての海辺の町での暮らし、東京とは違った時間の流れを生きるうちに、文哉の価値観に変化が訪れる。そして文哉は、積極的に父の足跡をたどりはじめた。「あなたにとって、幸せとは何ですか?」と穏やかに問いかけてくる、著者新境地の感動作!

(小学館文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

主人公の文哉は新卒でやっとのことで入社できたブラック企業をGW明けに辞職します。
そんな時に飛び込んできた、父の孤独死の知らせ。
父が生前に1人で住んでいた南房総にあって海が見える丘の上にある父の家。
寡黙な父の生前のことを調べているうちに、人生の大切なものを見つけていきます。
他人に評価される人生なんて面白くない。自分の人生は自分で評価する。その先に「幸せ」があるのかも知れません。
「モノ」や「SNS」ではなくて、もっと「人」と繋って、自分に正直な人生を過ごしたいと思えます。

 

とにかく『山』へ行きたい

 

第1位 山って人との出会いなんだ! 「山女日記」(著者:湊かなえ)

【あらすじ】

こんなはずでなかった結婚。捨て去れない華やいだ過去。拭いきれない姉への劣等感。夫から切り出された別離。いつの間にか心が離れた恋人。……真面目に、正直に、懸命に生きてきた。なのに、なぜ? 誰にも言えない思いを抱え、山を登る彼女たちは、やがて自分なりの小さな光を見いだしていく。新しい景色が背中を押してくれる、感動の連作長篇。

(幻冬舎文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

女性の人生には色々な出来事があって、色々な感情がある。
人それぞれ背負い込んでいる悩みを抱えているなかで、山に登ってみようと思う女性たち。
山頂を目指す道中で、自分への葛藤や感情の衝突がある中で気付き、成長していく主人公の彼女たち。
山頂に到達したときに、彼女たちの人生は大きく前進しているのが分かります。
山に登る一人ひとりの「エピソード」が魅力的です!

 

 

第2位 友人でもあり親子でもある父と子の物語 「岳物語」(著者:椎名誠)

【あらすじ】

山登りの好きな両親が山岳の岳から名付けた、シーナ家の長男・岳少年。坊主頭でプロレス技もスルドクきまり、ケンカはめっぽう強い。自分の小遣いで道具を揃え、身もココロもすっかり釣りに奪われてる元気な小学生。旅から帰って出会う息子の成長に目をみはり、悲喜こもごもの思いでそれをみつめる「おとう」…。これはショーネンがまだチチを見棄てていない頃の美しい親子の物語。

(集英社文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

父と息子の関係って、こんな素晴らしいんだ!と思える物語です。
父子の関係でもある一方で、友人のように仲の良い椎名親子。
二人ともアウトドアや冒険が大好きで、そこでの出会いや経験を通じて、親も子も成長していきます。
特に息子・岳くんの、完全に父親離れをしたわけでもなく、低学年の頃のように父親べったりというわけでもないという、非常に微妙で不安定な父子関係は、少年の成長が嬉しくもあって寂しくも感じます。
「こんな親子関係、憧れるなぁ」と思える物語です。

 

 

とにかく『田舎』へ行きたい

 

第1位 生きるってたくましい! 「生きるぼくら」(著者:原田マハ)

【あらすじ】

いじめから、ひきこもりとなった二十四歳の麻生人生。 頼りだった母が突然いなくなった。 残されていたのは、年賀状の束。 その中に一枚だけ記憶にある名前があった。 「もう一度会えますように。私の命が、あるうちに」 マーサばあちゃんから? 人生は四年ぶりに外へ! 祖母のいる蓼科へ向かうと、 予想を覆す状況が待っていた????。 人の温もりにふれ、米づくりから、 大きく人生が変わっていく。

(徳間文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

人が生きるってたくましい。そう思える一冊です。
ひきこもりとなった青年が、とある理由から、久しく会っていない祖母のいる長野県蓼科へ行くこととなりました。
親しい人もいない中、全てが手探りの生活。
それでも青年が立派に成長していく姿は本当に圧巻です。
同時に蓼科の雄大な自然にも憧れます。

 

 

第2位 本屋って「愛」が溢れてる! 「桜風堂ものがたり」(著者:村山早紀)

【あらすじ】

百貨店内の書店、銀河堂書店に勤める物静かな青年、月原一整は、人づきあいが苦手なものの、埋もれていた名作を見つけ出して光を当てるケースが多く、店長から「宝探しの月原」と呼ばれ、信頼されていた。しかしある日、店内で起こった万引き事件が思わぬ顛末をたどり、その責任をとって一整は店を辞めざるを得なくなる。傷心を抱えて旅に出た一整は、以前よりネット上で親しくしていた、桜風堂という書店を営む老人を訪ねるために、桜野町を訪ねる。そこで思いがけない出会いが一整を待ち受けていた。そして、一整が見つけた「宝もの」のような一冊を巡り、彼の友人が、元同僚たちが、作家が、そして出版社営業が、一緒になってある奇跡を巻き起こす……。

(PHP研究所単行本より引用)

 

【ライターからひとこと】

傷心から立ち直るために、とある田舎町にある書店で働くこととなった主人公。
廃校・子猫・さくら・潰れそうになった町の書店というファンタジックな世界の物語です。
こんな素晴らしい本をたくさんの読者さんに伝えたい!という本屋さんの想いや真心が伝わります。
わたしたちの生活の中でも、こうやって自分の真心をヒトに伝えられたら、どんなに素敵なんだろう♪と思えます。
この本を読んだら大切な人に、自分の真心を伝えたくなるかもしれません。

 

 

第3位 後悔なく生きたい!と思える1冊 「優しい死神の飼い方」(著者:知念実希人)

【あらすじ】

犬の姿を借り、地上のホスピスに左遷……もとい派遣された死神のレオ。戦時中の悲恋。洋館で起きた殺人事件。色彩を失った画家。死に直面する人間を未練から救うため、患者たちの過去の謎を解き明かしていくレオ。しかし、彼の行動は、現在のホスピスに思わぬ危機を引き起こしていた――。天然キャラの死神の奮闘と人間との交流に、心温まるハートフルミステリー。

(光文社文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

「死神」とありますが、全く怖い話ではなくて、むしろ心温まる物語です。
主人公の犬・レオは死んだ人間を天国へと導く仕事を病院でしていて、病院にいる患者たちの未練を解消することで、地縛霊にはならずに天国へ送り届けられます。
「あの時、あの人に、この気持ちをちゃんと伝えられていればなぁ」という後悔は年々大きくなってしまいます。
この本を読むと、今から自分も大切な人にはちゃんと素直な気持ちを伝えよう!と思える1冊です。

 

 

とにかく『旅』がしたい

 

第1位 旅の思い出って温かい 「旅屋 おかえり」(著者:原田マハ

【あらすじ】

売れないアラサータレント“おかえり"こと丘えりか。ひょんなきっかけで始めた「旅代理業」は依頼人や出会った人々を笑顔に変えていく。『楽園のカンヴァス』の著者が贈る感動の物語。

(集英社文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

旅行代理という変わった仕事をスタートした主人公・おかえり。
旅の思い出は観光地だけではなくて、現地で関わった人々との出会い、何気ない瞬間。全てが旅の思い出なんだと思えます。
この物語を読むと、これから先の旅の楽しみ方が変わります!

 

 

とにかく『楽しく』読みたい

 

第1位 こんなにドジだけど愛おしい 「なんとか生きてますッ」(著者:大宮エリー)

【あらすじ】

もっとスマートに生きたい、そう願い続けているのに――。財布を忘れて新幹線に乗った朝。ラジオ局のロビーで納豆をかきこむ昼。泥酔して大事なMacBookにカレーをかけた晩。強烈おかんが家じゅうのドアノブに私のパンツを干す夜。気づけばいつも、崖っぷち! エリーのいるところ常に珍事あり。爆笑必至のエッセイ集。

(新潮文庫本より引用)

 

【ライターからひとこと】

「どうしてわたしって、こんなに不運なことが続くんだろう…」って思ってしまう時がありますよね。
この本を読むと、それが吹き飛びます!
この本の著者であり、主人公である大宮エリーさんの大失態には爆笑せずにはいられません。
どんなにネガティブなことでも、本人の感じ方次第では、こんなに人を幸せにできるんだ!と気付かせてもらえる1冊です。

 

 

さいごに

今年のGWは旅行に行けなくても、小説を読んで心だけ旅に出掛けませんか。

海に行ったり、山に行ったり、田舎に行ったり、旅に出掛けたり、たくさん笑ったり。

色んな体験が小説ならできます!

きっと小説を読んで旅行への期待やイメージが大きくなる分、実際に旅行に行けた時の楽しみも大きくなるはずです。

今回紹介した5つのジャンルの中で興味のあった本を読んでみてはいかがでしょうか?

それではステキなGWを♪

この記事を書いたライター

みこ

グレバリではお馴染み、ナイトブラマニアのサイト編集長。

好きな食べ物=パン。趣味=パン。生きがい=パン。

と脳内パンだらけでノー天気見えますが、実は重度の不眠症。眠れない日々を、なんとか好きなもので満たしています。

睡眠障害の辛さはなったことがなければわからない!

同じ悩みを抱える人に、少しでも気持ちが安らぐ情報をお届けしたいです。

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