ヌーヴォーだけじゃない!ボジョレーワインのおすすめ。製法や味の違いを解説!

記事更新日: 2021/01/02

ライター: あおば

先日、久しぶりにボジョレーワインを飲みました。

あおば

ラベルにひなげしの画が描いていますが、

赤い花の香りがするフルーティーな赤ワインでした!

 

ジョルジュ デュブッフ ボジョレー 750ml (サントリー)

今年はボジョレーヌーヴォー解禁日にオンラインでワインを楽しんだり、ワインスクールの体験会に足を運んでみたりと、ワインについてちょっとだけ詳しくなる機会がありました。

だからこそ(?)に気になったのが、ボジョレーワインとボジョレーヌーヴォーの違い

あおば

はて、どう違うのかな…?


今回は、意外と知らないボジョレーワインの違いについて調べてみました!

 

ボジョレーワインとボジョレーヌーヴォーはどう違う?

・同じブドウを使っていても、ワインづくりの製法が違う

・出荷までのスピードが違う

・味わいが違う

そもそも”ボジョレー”って?

参照:サントリー公式サイト

ワインを飲みだすと耳にする「ボジョレー」。

「ボジョレー」はフランスのリヨンの北、南北約55kmに広がる丘陵地帯。つまり、フランスの地名です。

この地域は「ガメ種」というワイン用のブドウづくりが盛んで、そのためワインの産地として知られています。

ボジョレー地方で採れるブドウは約98%がこのガメ種。世界のガメ種ブドウの生産は、2/3がボジョレー!

 

ガメ種ってどんなブドウ?

参照:サントリー

ガメ種は「ガメイ」とも呼ばれます。

一般的には果皮が薄く粒が大きいブドウなので、果汁がたくさん採れるのが特徴。果汁の割合が多いので明るい色のワインになることが多く、味わいもフルーティーで軽やか。一方で、フルボディのようなワインも出来上がる、複雑な味わいも生み出すブドウ品種!

エレガントな味わいのボジョレーワインは、家庭でつくる料理にもレストランでの食事にもよく合います。

ボジョレーヌーヴォーとは?

「ボジョレーヌーヴォー」は、毎年11月の第3木曜日に解禁となる”その年の新酒”。

その年に収穫されたワインだけでつくるため、フレッシュな味わいが楽しめます。

あおば

「ヌーヴォー」はフランス語で「新しい」と言う意味。
ボジョレーで採れたブドウでつくる新しいワインということですね!

本場フランスでは、解禁日には家族や大切な人たちと一緒にボジョレーヌーヴォ―を開けて、今年もワインづくりができたこと、みんなでワインを飲めることを祝うそう。

日本ではイベントとしての印象が先行していますが、本来は「収穫祭」の意味合いなんです。

 

ボジョレーヌーヴォーをもっと詳しく!

ボジョレーヌーヴォーは普通のワインとどう違う?

超スピード出荷

 

本来ワインは「XX年物」と年代で価格が変わるように、しばらく寝かせて熟成させた方が価値があると言われます。

その点で、ボジョレーヌーヴォーはその年に採れたブドウだけを使い、さらには収穫から解禁までの期間は約2か月

超スピード出荷!早くても翌年に出荷される通常のワインとは、明らかに異なります。

あおば

ボジョレーヌーヴォーはどうしてそんなに早く飲めてしまうの?

 

普通のワインとの製法の違い

通常のワインは、収穫したブドウを潰してから果汁や果皮に漬け込んでアルコール発酵させるのに対し、ボジョレーヌーヴォーはブドウを潰さずにタンクに密閉。タンク内を炭酸ガスで充満させて、数日置く「マセラシオン・カルボニック」という製法でつくられます。

この製法でワインをつくると、下のブドウが上に乗ったブドウの重みで潰れて果汁が出て、自然と発酵します。

熟成させて不純物を取り除いてからボトル詰めされる普通のワインとは、そもそもつくられ方が違うんですね。

ボジョレーでつくられるワインはヌーヴォーだけではない

「ボジョレー」と言えば「ヌーヴォー」の印象が強いですが、ヌーヴォーはつくり方が通常のワインとは全く異なるもの。

そして、ボジョレー地区では「ヌーヴォー」だけでなくガメ種を使った普通のワインもつくっています。

それが、ボジョレーワイン!

ガメ種特有の、軽やかさ・フルーティさが味わえるワインは他にもあります!

この「ジョルジュ デュブッフ ボジョレー」は、ライトとフルボディのちょうど中間くらいの色調。

どちらかと言えば明るめで、飲み口は非常にライト。いちごなどのベリー系や花の香りが程よく酸味少なめですが、赤だけどミネラル感もあります。ガメ種のいいところを集めたとっても飲みやすいワイン

ヌーヴォー同様にフレッシュな味わいですが、製法が違うことでヌーヴォーよりも深みが感じられます。

 

このワインの詳細はこちら

ボジョレーのワインを飲み分けて楽しむ

ボジョレーヌーボーも通常のボジョレーも、どちらもガメ種ブドウの軽やかさが楽しめるワイン。

赤ワイン特有の渋みや苦味が少なくとっても飲みやすいので、赤ワインが苦手な人もおいしくいただけますよ!

あおば

特別な日はもちろん、普段の料理に合わせて気軽に楽しめるボジョレー。

ぜひ飲んでみてください!


これまで「ボジョレー」と聞いて「ヌーヴォー」しか知らなかった人は、この機会にボジョレーワインも味わってみては?

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