その肩こり歯の噛み合わせが原因かも【セルフチェックと解消方法】

 

依然として平日も休日も外出する機会が減ってしまった代わりに、

自宅でスマホを眺めたり、パソコンで仕事をしたり、テレビを眺めたりすることで、

歩くなどカラダを動かす時間が減少しています。

その結果として、肩こりや腰痛に悩む人が増えてしまっています。

 

 

肩こりは複合的な要素で原因となっている可能性がありますが、

その一つの原因として、「食いしばり」や「噛み合わせ」があるかもしれません。

 

 

「食いしばり」をしている時に肩の筋肉が引っ張られてしまい、肩こりとなります。

 

 

実は睡眠中、気付かないうちに食いしばりをしてしまっている人も多くいます。

また「歯の噛み合わせ」が悪く、肩こりの原因となっている可能性もあります。

 

 

肩こりは「姿勢」が原因となることもありますが、

食いしばりや肩こりが原因となっていることもあるため、

きちんと自分の状態を確認しておく必要があります。

 

 

その疑問をも含めて

この記事では３つ内容について解説します。

 

食いしばりが肩こりの原因になる理由

 

 

（出典：ゆうき歯科クリニック）

 

肩こりのポイントになるのが、口元から肩に繋がっている肩甲舌骨筋です。

 

 

口の開閉の動きを支えている筋肉で、

通常、口が開くときはこの筋肉が縮まって口が下に動きます。

一方で食いしばりをしている時は、この筋肉がもの凄い力で引っ張られてしまいます。

 

 

筋肉が常に引っ張られた状態でいると、筋肉が固まってしまいます。

その結果、肩がこってしまいます。

 

 

セルフチェック方法（食いしばり）

 

 

下のリストで食いしばりのセルフチェックができるので、確認してみてください！

もしも一つでも該当すれば、食いしばりをしている可能性ありです！

 

 

 

 

対処方法としては、「口を開けること」を意識してください。

詳しくは後半で紹介します。

もしも一つでも該当する項目がある場合は、歯科医師による診断をおすすめします。

 

噛み合わせが肩こりの原因になる理由

 

 

噛み合わせが悪いと、左右で噛む力が異なるため、首や頭が微妙に傾きます。

その結果、カラダの重心もズレてしまい、全身の筋肉が疲労していしまいます。

これが原因で、肩こりになってしまうとされています。

 

 

 

噛み合わせのセルフチェックの方法について、紹介します！

 

 

噛み合わせのセルフチェック

 

噛み合わせのセルフチェックの方法を４つ紹介します。

 

 

この時、正常なのは、全ての上下の歯が均等に当たっている状態です。

前歯だけ当たる人は、相対的に上の歯が出ていることが多く、出歯やアゴが小さい人が多いです。

奥歯だけ当たる人は、前歯をかみ合わせられないか、下アゴが出ている人が多いです。

 

 

前歯が当たる人は、猫背だったり、姿勢が悪く、肩こりもしやすいと言われています。

また眠るときに仰向けで眠るのが苦痛になる傾向があるようです。

 

 

理想は下アゴを右に動かしたときに、右の上下の犬歯だけが当たって、他の全ての歯が全く接触しない状態です。

この時、犬歯や前歯が当たらないで、後ろの歯だけ当たる人や、左の歯のどこかが当たる人は望ましくありません。

 

 

片方の肩がこったり、カバンを左右どちらかのみに掛けていない人は注意が必要です！

 

 

理想はアゴを前に出した時に、上の前歯数本の裏側を滑走する状態です。

この時に前歯や奥歯が引っ掛かるのは良くありません。

 

 

理想は左右が均等に前に膨らんでいて、音がしない状態です。

コリッとか、バチバチ、バリバリなどの音がするのは異常です。

 

 

チェック１～４で理想的な状態でなかった人で、肩こりに悩んでいる方は、

一度、歯科医師さんに診断してもらうことをおすすめします！

 

 

毎日の生活で心掛けるべきこと

 

 

ポイントは2つです。

 

口をぽかんと開ける

 

口を開けると言っても、ぽかんと口を10秒くらい開けるだけです。

口を開ける理由は２つあります。

 

 

通勤電車や自動車の運転中、歩いて出勤するときに、

10秒くらい口をぽかんと開けるくらいで大丈夫です。

 

 

 

食事の時によく噛む

 

一般的にそしゃく回数が少ないと、満足感や多幸感を感じる物質が分泌されにくいと言われています。

その結果、食いしばりをしてしまうと言われています。

 

 

食事中は、とにかくよく噛むことを意識してください！

 

 

一つシンプルで続けやすいのが、食事中に飲む水の量を減らすのがおすすめです！

 

 

水分を摂らないということではなく、

食事を噛まずに流し込むのをやめるために、食事中の水の量を減らすべきということです。

食事中に水分を摂らないと、必然的にそしゃくをして、唾液が沢山出てきます。

それでも足りない分だけ、水分を摂れば十分とされています！

 

 

大量の清涼飲料水で食事を流し込む文化は、ここ40年くらい前からと言われています。

 

さいごに

　自粛期間が過ぎた今になっても、自宅にいる時間は以前よりも多いです。

　それに伴って肩こりに悩む人も増加していますが、その原因の一つとして「歯」があります。

　日頃から歯の動きに意識するためにも、口を開けることと、食事中の水分摂取には注意が必要です！