旅行どころか、ちょっとした遠出も気が引けてしまうコロナ禍の昨今。
オンラインにて開催されるツアーイベントも種類が増えつつ、自宅にいながらいろいろな場所へ旅することができるようになってきましたね。
そこで…
あおば
参加したのは「山崎」の製造工程を見学するツアー。
本来は、現地でリアル参加するしか蒸溜所を見学する方法はないのですが、このコロナ禍ではそもそも移動自体が難しく、遠方に住む人が参加できないとの声を受けて、オンラインツアーを開催することになったそう。
しばらく前から手に入りにくいと言われるようになった、モルトウイスキー「山崎」の、テイスティングキット付きオンラインツアー。
今や人気で予約が取れないリモートツアーに参加してきました!
オンラインツアーとして開催されているのは「山崎蒸溜所」と「白州蒸溜所」。今回参加したのは「山崎蒸溜所」のツアーです。
山崎蒸溜所は、大阪府の北東部にあたる三島郡という場所にあります。木津川・宇治川・桂川が合流する淀川右岸に位置し、全体の約7割を山岳丘陵地が占めていることからも、自然が豊かな場所であることがわかりますね。
(山があって川があるなら、水がきれい!)
山崎蒸溜所は、1923年(大正12年)に日本で最初のモルトウイスキー蒸溜所として開かれたのだそう。歴史ある蒸溜所なんですね。
ちなみに、「モルトウイスキーって何?」みたいなウイスキー初心者にもわかりやすいよう、途中で図解が入るなど、ツアーの中ではウイスキーに関することを丁寧に解説してくれます。
*モルトウイスキーとは、モルト(大麦麦芽)を原料にしたウイスキーのこと。
蒸溜所見学をするウイスキー「山崎」は、モルト原酒だけで作られた「シングルモルトウイスキー」ということですね。
見学会には、事前に送られてくるテイスティングキットを用意しておきましょう。
箱の中には「山崎のミニボトル・テイスティンググラス・ツアー説明書・製造工程記載のテイスティングシート」が入っています。
国内外で注目が集まり、欠品や品薄状態が続く「山崎」がツアー参加者のお手元に届きます!(ツアー当日まで待てずに開けてしまう人もいそうだな~)
蒸溜所事務局の方が、zoomで司会進行を行います。全体の流れはこちら。
まずは、山崎蒸溜所の概要説明。そして、ウイスキーの製造工程(原料・仕込・発酵・蒸溜・貯蔵・ブレンド)を見学し、キットを使ってテイスティング。最後はおいしいハイボールの作り方も説明してくれます。
映像はリアルタイムではなく事前に撮影したものですが、蒸溜所のことを熟知しているナビゲーターの解説と共に淀みなく視聴できるので、まるでドキュメンタリー番組を見ているかのよう。
気になることはチャットを使って質問できて、回答もその場でしてもらえるのはオンラインライブならでは!途中、参加者にクイズも出題されますよ。
麦汁を入れて発酵させる様子は、現地の見学ツアーでは見ることができない貴重な映像。
焼きりんごのような甘いにおい、あるいはトーストが焼ける香ばしいにおいの蒸溜室。香りも伝わってくればいいのに…。
貯蔵室には2000樽ほどが貯蔵できるそう。人工的な温度調節は一切せず、自然に任せて熟成させていきます。樽を上段に置くのか、下段に置くのかでも味わいが異なるんだとか。奥が深い!
ウイスキーができる工程を見た後は、グラスと「山崎」を用意してテイスティングタイム!
テイスティングシートも手元に用意。色や香り、味わいに余韻、飲んだ感想を書き留めておきます。
ちなみに公式では、赤い果実のフルーティーな香りにとろみのある甘さ、余韻はやわらかくふくらむような評価。
いずれにしても、熟成される過程を見た後に飲むウイスキーは格別ですね!感慨深い!
アルコール度数が高いので、テイスティング時はストレートで飲む以外にも、加水して味を見るとよりわかりやすくなります。おいしいハイボールの作り方も教えてくれるので、ミネラルウォーターや氷があるとより楽しめますよ。
サントリーの公式HPより申し込みを行います。
・「山崎」「白州」ともに事前申込制
・ツアー費用は3,000円(税別)
・参加方法はZoom
あおば
4月以降の申し込みは、3月1日10時から。参加希望の人は忘れずチェックしてみてくださいね!
自然が好きなナチュラルずぼら女子。
摂食障害の経験をもつ。
今は自分と向き合いつつ、サステナブルで心豊かに生活していくために実践できることも話しています。