香水の正しいつけ方|上手につけてマナーを守れば香り美人

記事更新日: 2020/08/08

ライター: あおば

すれ違いざまや、ふとした瞬間にふわっといい香りがする女性はステキですよね。

パジャマ代わりに「シャネル N°5」をつけて寝ている、と答えたことで香水を世に広めたマリリン・モンローも、

ユベール・ド・ジバンシィのミューズとしても愛されたオードリー・ヘプバーンもそうですが、

芯のある女性と香りの存在は切っても切り離せません

 

あおば

自由で感性豊かな”香り美人”に憧れる…

 

でも一方で、現代ではこんなトラブルも…

 

あおば

どんなにいい香りでも、つけすぎは「香害(スメハラ)」に!

 

ニオイはどちらかと言うとデリケートな話題。

指摘しにくいから面と向かって言われないけれど、本当は過度な香りを我慢させている恐れも…。

では、香水はカラダのどこに、どのくらいつけるのが正解なんでしょうか?

 

あおば

香水は30分~1時間前に、血管が通っているところへ少量をつけるようにします!

 

これまでテキトウに香水をつけていた人は必読。

つけ方やマナーを知って、香り美人を目指しましょう!

 

つけすぎるのはなぜ?「自分で香りがわかるまで」はNG

あおば

そもそもなんで香水をつけすぎてしまうの?

 

香水だけでなく体臭もそうですが、自分のニオイというのは案外自分ではわからないもの。

だからこそ、自分の鼻で香りを感じるまで香水をつけてしまうと、結果的には”つけすぎ”となります。

 

また、ニオイにコンプレックスがある場合も、それを隠すため必要以上に香水をつけてしまいがち。

いい香りで元のニオイを上書きしようすると、それが香水臭さの原因に。

 

あおば

「いいにおいがしないなぁ?」と思っても、適度にしないと香水臭い人になってしまいます!

 

本来、いい香りは仕事の効率を上げたり気持ちをリフレッシュさせてくれますが、

ニオイがきつすぎると体調に影響を与えたり、気分を害してしまいます。

自分では気がついていなくても、実は隣の人はストレスに感じていた…ということがないように注意しましょう!

 

また、日本の特性も…それは日本の湿度!

 

あおば

香水はもともと外国から入ってきた文化なので、日本の風土や気候にマッチせず、

ジメジメした空気と混ざってニオイがきつくなってしまう、とも言われています。

 

そのため、香水の種類を知って、その日の気温や香水をつけて行く場所などによって使い分けることも大切なんです。

 

香水にも種類がある。使い分けもマナーのひとつ

日本ではあまり意識されていませんが、香水には3つの種類があります。

 

【香水の種類】

・オーデコロン

・オードトワレ

・オードパルファム

・パルファム

 

香水の種類によっても濃度が違い、持続時間も異なります。

高濃度で香りが強い種類と知らずにたくさんつけてしまうと「香水臭く」なってしまいますし、時と場合によっては、香水をつけていくこと自体がマナー違反の場合も。

あおば

さらに、甘い香り、スパイシーな香り、ウッド系の香りなど…香りの種類によってもニオイの感じ方が異なります。

なので、種類と香りをかけ合わせて、使い分けるのがベスト!

香水をつけるときの3つのポイント

香水の上手なつけ方には、3つのポイントがあります。

 

①香水は外出の30分~1時間前につける

②香水をつける部位を清潔にする

③香水は血管の通り道につける

 

あおば

香水もTPOが大切!

香水をつけるタイミング、向かう場所や目的、つけるカラダの箇所で、良い香りになるか悪い香りになるかが決まってきます。

 

①香水は外出前に余裕を持ってつけておく

 

香水は、時間が経つにつれて香りが変化します。

その変化は3段階あり、それぞれ以下のように呼びます。

 

 

あおば

それぞれ香りの良さはあるけれど、人と会うのに最適な段階は”ミドルノート”だと言われています。

香水は靴を履くすぐ前ではなく、お出かけの30分~1時間前につけておくとベストですね!

 

②香水をつける場所は清潔に

 

香水は、身体のニオイに影響します。

香水をつけたい日は、本当はシャワーを浴びてカラダを清潔にしておく方のがベストですが、「朝からそんな余裕はない!」という人もいますよね。

 

朝起きて、あまりに汗をかいているようなら汗拭きシートでサッと拭くようにしましょう。

その際は、汗拭きシートの香りと混ざらないよう、必ず無香料のものを選んでください。

 

厳密には、無香料であってもデオドラント用のものと香水は重ねて使用しない方がいいですが、

「今日はどうしても香水をつけたいけど、シャワーに入っている時間まではない!」という時にはこの方法で…!

 

または手首や肘の内側など、見える範囲で洗える場所に香水をつけるようにするのがいいですね。

 

③血管の通っている場所が香りやすい

香水をつけるのは「血管が通っている場所」がベスト。

あおば

血管が通っている場所はカラダの中でも温度が高くなりやすく、香水が香りやすくなるからです。なので、逆に言えばつけすぎると香水臭くなっちゃうので注意です!

 

【血管が通っているカラダの場所】

①柔らかく香り、汗をかきにくい場所

汗をかきにくく香り方も自然。服を脱いだ状態で、30㎝程離したところから吹きかける。吹きかけにくいのが難点。

 

ひざの裏側・足首

香りは下から上にあがるので、スカートをはいている時がより効果的。

ももの内側は皮膚が薄いので必ずパッチテストを行うこと。

 

手首

急いでる朝もつけやすい。太い血管があるので香りがたちやすく、自分でも香りを感じやすいが、つけすぎるとニオイがきつくなるので、1~2滴で十分。

 

②冬場におすすめしたい場所

腕・ひじの内側

手首と同様につけやすい場所。ただし、香水をつけた場所に強い日差しがあたると色素が沈着しやすいため、夏場よりも冬場がおすすめ。

 

香りを感じやすい場所。ただし、暑い時期は汗をかきやすいので香りが強く出すぎることも。秋冬の寒い季節にはおすすめ。

 

③つけ方にひと手間

耳の後ろ、うなじ

太い血管が通っているので香りやすい場所。

日差しもあたりにくいので色素沈着の心配もそれほどないが、

香りが強くなりやすいので、指先につけた香水を少量のせるようにして量を調整。

 

 

料理でも、冷たいものより温かいものの方が香りがわかりやすいと思いますが、香水も同じ。体温が高い方が香りが強く出やすい傾向にあります。

 

あおば

なので、一般的には女性よりも男性の方が、香水の香りが強く出ることが多いようです。

 

実はNG!普段やりがちなミス

洋服には吹きかけない

スカートの端やハンカチなどに少し香水を含ませる人もいますが、香水はシミになるので衣類に吹きかけるのはやめておきましょう。

肌に直接つけるからこそ香りの変化が楽しめます

 

香水はこすらない

手首に香水をつけるときにやってしまいがちなのが、香水をつけて手首同士をすり合わせる動作。

こすりあわせると香りがとんでしまうので、吹きかけた後はこすらずそのまま!

 

脇や足の裏など汗を書きやすい場所にはつけない

太い血管が通っていて体温も上がりやすいですが、汗をたくさんかく場所に香水をつけるのはやめておきましょう。

体臭や汗と混ざってニオイがきつくなります。

 

香水は体臭と混ざって時間とともに香りが変化するので、汗や皮脂が多い人も香り方は強いと言います。特に夏場は汗をかきやすいので、香水をつけすぎると香りが強く出る可能性があるので注意しましょう。

自分の体質を良く知ることが大事

汗のかきやすさや体臭はそれぞれ異なります。

自分のカラダの体質を知り、使いたい香水との相性を少しずつ探っていくようにしましょう。

 

どの場所にどのくらい香水をつけたら、どう香るのか?香りはどのくらい長続きするのか?

ちなみに少量でいろいろ試したい人には香水のサブスクリプションサービスもありますよ⇩

 

トップノートからミドルノート、ラストノートへの変化を知るためにも、いろいろなシチュエーションで試してみると、香りと上手に付き合えそうですね。

香水のつけ方を学べば香り美人

あおば

香水は適切な場所にほんの少しが鉄則!「あまり香っていないかな」と感じるくらいでも十分なんです。

 

また、レストランなどの食事の席、病院への通院やお見舞い、お通夜・葬儀といった仏時、試験会場など、こういった場所には香水をつけていくのはマナー違反。

香りはTOPを守って、エレガントに楽しみましょう!

 

あおば

これであなたも香り美人!

 

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