【育児アドバイザーに聞いた!】産後うつとは?予防・緩和方法は?

記事更新日: 2020/09/27

ライター: チピ子

今回インタビューした方
育児アドバイザー アイさん
自身も1児(10歳・娘)の母親。
自身も育児中に苦労したことから、現在は育児中のママさん中心にアドバザーとして活躍中。
本当の意味で女性として子どもを育てやすい環境作りを目指して活動している。

 

いずみん

「産後うつ」ってどんな症状なんですか?

アイさん

「産後うつ」は2週間以上、不安や気持ちの落ち込みが深刻化してしまう状態です。

 

「産後うつ」は放置しておいて良いものではありません。

うつ病と同様で死亡原因にもなりかねない疾患になりますし、赤ちゃんの成長にも大きく影響を及ぼすために早期の対処が必要となります。

 

いずみん

どうして「産後うつ」になっちゃうの?

アイさん

みんな良いママになりたい!と思う反面で、なかなか思い通りにはいかず、さらには夫の理解も得られず、孤独感を感じて塞ぎ込んでしまう要因が多いようです。

特に授乳時期のママは栄養不足睡眠不足、女性ホルモンの不安定など色々な要因が重なってきてしまい、重症化しやすい傾向にあるようです。

 

いずみん

ちなみにどれくらいのママさんが発症しているの?

アイさん

ママさんは妊娠中~1歳までの間が最も多く、妊婦さんの1割前後が産後うつになっているとう研究結果があります。

この研究結果で注目すべきは、産後うつになるのはママさんだけではなく、パパさんも1割程度が産後うつになるとうことです。

産後うつになりやすい期間として、産後3か月~半年が最も多いという結果も出ています。

 

いずみん

そうなんだ!じゃあ、どんな対処法があるの?

アイさん

メンタルクリニックや心療内科への受診と相談をおすすめしますが、「生活環境」を変えていかなければなりません!

産後うつ予防・緩和のためのポイント

よく食べること
小まめに寝ること
太陽に当たること
パートナーシップ(旦那さん側の理解)

 

アイさん

特にこのパートナーシップがとても重要になってきます!

この記事ではママさんだけではなく、パパさんに向けても「産後うつ」予防・緩和のためのおすすめ方法を紹介していきます。

産後うつの原因は?

 

アイさん

まず初めに触れておきますが、産後うつは”子どのせい”でおきる病気ではないことに注意が必要です

いずみん

えっ!?そうなの?

 

赤ちゃんが無事に生まれて嬉しいものの、それ以上に育児へのプレッシャーや不安を強く感じる人は少なくありません。

「良いママでいたい!」と思う反面で、泣き止んでくれなかったり、寝てくれなかったり、おっぱいを飲んでくれなかったり、自信もあまり眠れなかったり、思い通りにいかないことがほとんどです。

 

いずみん

確かに苦労の連続…

アイさん

さらに夫も育児に理解がなくて、協力してくれなくて本当に孤独になってしまいます。

 

産後ママさんは、気分が落ち込んだり不安になることは実は稀ではありません

特に出産後数日から、気分が落ち込んだり、急に不安が襲ってきてどうしようもなくなってしまい、涙が出てしまうなどの気分の変動が起きやすいと言われています。

 

アイさん

このような気分の変動は3人に1人のママさんが経験することで、特別なことではないんです!

 

特に出産後の女性はホルモンバランスが急激に変化していしまうため、これは仕方ないことなんです!

良く言われるのが、産後のママは”仮免許”状態なんです。

だからなんでもんでも完璧にはできないのは仕方ないんです。

 

 

産後うつはどんな症状なの!?

いずみん

ちなみに産後うつは、具体的にはどんな症状なの!?

アイさん

具体的にはこんな症状があります!

・自分はダメな母親と責めてしまう
・気分の浮き沈みが激しく、ちょっとしたことでキレてしまったり泣いてしまったりする
・周囲との会話とても煩わしくなる
・眠る時間を確保してもなかなか眠れない、夜中に目が覚めてしまう
・食欲がわかない、あるいはついつい食べ過ぎしまう

 

アイさん

この状態はどのママさんでもなるものですが、2週間以上続く場合は産後うつの可能性があります。

まずはメンタルクリニックや心療内科への受診と相談をおすすめします。

 

産後うつはどれくらいの人がなるの?

 

いずみん

どくれくらいのママさんが、産休うつになってしまうの?

アイさん

ママだけでなく、パパも含めて1割前後という研究結果があります!

(引用:産後うつに関する研究

これはママだけでなくパパも妊娠中から産後1年の間に、産後うつになりやすいという研究結果です。

 

いずみん

意外と割合が多いんですね!

アイさん

同じような症状のマタニティーブルーは妊婦さんの1/3が陥るという報告もあります。

 

産後うつにしろマタニティーブルーにしろ、特別なことでないという認識が重要です!

 

 

マタニティブルーとは違うの?

 

いずみん

よく聞くマタニティーブルートは何が違うの?

アイさん

同じような症状ですが、産休うつはマタニティーブルーに比べて期間が長いです!

 

マタニティーブルーも同じような原因で生じると言われていて、妊娠中や出産後に起こりやすいです。

漠然と悲しい気持ちになったり、涙が出てきたり、不安で眠れなかったりする情調不安定な状態です。

多くのママさんが経験すると言われていて、1・2週間続く場合もありますが、時間とともに治るケースがほとんどです。

しかし産後うつの場合はこの症状が長期化してしまうのです。

 

アイさん

これは個人差がありますが、家庭の環境が大きく影響してきます。

この家庭環境や緩和方法については次で紹介します。

 

 

産後うつ改善にはどうしたらいいの?

 

いずみん

産後うつを緩和するには、どんな対処方法をするのがいいの?

アイさん

お医者さんの診断が前提ですが、根本的な解決には家庭の環境を改善する必要があります。

 

基本的な緩和方法としては4つあります。

よく食べること
小まめに寝ること
太陽に当たること
パートナーシップ(旦那さん側の理解)

 

いずみん

でも食欲ないし、夜泣きで寝れないし、太陽に当たる気分にもならないんじゃない?

アイさん

その通りです!だからこそパートナーシップ(旦那さんの理解)がとても重要なんです!

いずみん

理解って、どんな?

 

出産後に女性ホルモンが不足することによる情緒の変化を理解しているだけでも大きな違いがあります。

・出産後に旦那さんのことが汚く見えてしまう
・旦那さんにイライラしてしまう

こういった気持ちは無意識に生じてしまうので、防ぎようがありません。

 

アイさん

この原理を理解できていない旦那さんが、仕事からの帰宅後に疲れて、旦那さん側もイライラして口論になってしまったりします。

また仕事終わりでヘトヘトな中で、赤ちゃんが夜泣きしてしまうと、あからさまに嫌な顔をしてしまうこともあります。

 

いずみん

お互いに仕方ない気もするなぁ。

アイさん

ただしこの状態が続いてしまうと、ママ側が誰にも相談できなくなってしまい、溜め込んでしまうのです。

いずみん

しかも育児は24時間続いていて、休む暇もないしね。

例え旦那さんが理解してくれたとしても、育児がある中で、なかなか気持ちを切り替えられません。

 

アイさん

これまで多くのママさんとカウンセリングをしてきましたが、産後うつ予防や緩和のたに一番おすすめなのは、少しの時間だけ赤ちゃんを預けることです。

・実家の両親に預けて見てもらう
・ベビーシッターさんに預けて見てもらう

 

アイさん

ただし今の日本の風潮として、「ママが赤ちゃんを預けて遊びに行くのは悪いこと」という風潮があるんです!

だからこそ旦那さん側がそういった背景を理解して、ママさんへの「気遣い」や「励ましてのサポート」が必要になります!

 

 

まずは旦那さんと何をしたら良いのか?

 

いずみん

お互いにそういった背景を理解するためには、まずはどうしたら良いの?

アイさん

まずは自治体主催の「パパママ学級」に夫婦で参加することをおすすめします!

これは出産前に自治体が主催しているもので、そこでママのメンタルケアを教えてもらえます。

ここに旦那さんと一緒に参加すると、いざという時に旦那さんにも、その状況を理解してもらいやすくなります。

 

 

参加したその後は、、

 

旦那さんの理解も得られるようになったその後は、下の3つを意識してやってみてください!

よく食べること
小まめに寝ること
太陽に当たること

 

アイさん

特に、小まめに寝ることを一番意識してください!

睡眠不足は食欲にも影響します。

食欲がわいてくると、外に出てみようかな!と思うようになります。

太陽の光を浴びるだけでも、気持が軽やかになってきますよ!

 

さいごに

 

産後うつは”良いママになりたい!”という思いが強いママほど、うまくいかない育児とのギャップに疲れてしまいます。

その結果、自分が許せなくなって責めてしまうことが原因になります。

多くの育児中のママさんが短期間でもあっても同じような経験をしているため、「自分だけ」という特別なことではありません。

ただし重要なのは、旦那さんも含めた周囲の”理解”です。

旦那さんや両親を含め、ママさんの気持が不安定になってしまうのを理解し、ママが気分転換できるような環境を意識して一緒に作り上げていく必要があります。

重要なのは誰かに頼れる環境です!

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