みこ
突然ですが、皆さんは夜きちんと眠れていますか?
私はいつの頃からか不眠症になり、もうずっとまとまった睡眠をとっていません。
まず寝つきが悪くて、夜早めにベッドへ入ったとしても明け方までひたすら目を閉じてゴロゴロ。
外が明るくなってきて、ようやくウトウトする頃には起きて出勤。そんな毎日を過ごしています。
ちなみに、不眠症という病は厚生労働省では次のように定義されています。
みこ
悲しいけど、はっきりと書いてありますね。
不眠の原因は「ストレス・こころやからだの病気」だと。
昼寝をし過ぎたり、カフェインを摂り過ぎたり、興奮してアドレナリンが出すぎて(どんな状況かはさておき)眠れなくなることは誰にだってあると思います。
でも、こんなに長く眠れなくなるなんて……自分でも驚きです。
確かに仕事で忙しい日が続いて、付き合っている彼氏ともギクシャクしていて、「毎日なんのために生きてるんだろ」って思うようになった頃から「なんだかちょっとおかしいな?」と感じてはいました。
その時にはもう遅かったみたい。私の不眠の毎日が始まりました。
みこ
眠れなくなってから辛かったのが、外出。
通勤は、もう地獄の苦しみ。
満員電車は健康な人でも辛いのに、眠れなくてフラフラの頭と身体では本当に辛いもの。
意識がはっきりしなくて頭にずっとモヤモヤがかかって、頭痛がしたと思ったら吐き気が止まらなくなって、正常な判断ができなくなる。
当然だけど、寝てないと鈍るんですよね。
仕事でミスが目立つようになってからようやく本格的に「これはまずいな」と思って病院へ行きました。
でも心療内科でもらった睡眠導入剤が合わなくて、落ちるように眠るのも、起きる時の異常な気だるさも、すべてが怖くなってしまったんです。
みこ
最初の薬が合わなかっただけで、もっと他に合う薬があったのかもしれない。
でもあの睡眠導入剤を飲んだ時の異常な感覚が忘れられず、恐ろしくて別の薬を飲むのも怖くなっちゃったんです。
不眠になった原因がなんなのかはっきりとわかっていないこともあって、対処療法で薬を出す心療内科ではなく、話を聞いてくれるカウンセリング系の精神科に病院を変えてみました。
でも、新しい先生と明らかに合わない……。
こうしていくつか転院してみたけど、ピンとくるところがなく不眠も続いたまま。
眠れない苦しみもあるけど、合う病院を探し続けることにも疲れちゃったので、思い切って通院をやめることにしたのです。
みこ
力の出ない体に鞭を打つようにして何度も病院に足を運んでみたけれど、効果ナシ。
むしろ病院探しのストレスで余計に不眠症が悪化!
何かはっきりとわかっていないけど、体の病気ではないことはわかっていたので、原因は絶対にストレス。
まずは「病院を探さなきゃ」というような「やらなきゃいけないこと」を、思い切ってやめてみることにしました。
ただでさえ眠れなくて毎日息をしてるだけでもしんどいのに、「合う病院を探す」みたいな途方もないことはもうやめよう!
そしてその代わりに、
みこ
どうせ同じ体力を使うならもっと楽しいことに時間を使いたい!
そう思って、目覚めたのがパンでした!
今では、脳内の8割はパンが占めているといってもいいほどに、パン大好き人間!な私ですが、
外出先であまりに頭がもうろうとしていた時、ふらっと入ったカフェのパンを食べたら、体がちょっと元気になったんです。
どんなに体がしんどくても、おいしいものを食べたら幸せだし、その瞬間は目がはっきりと覚めているかんじがする。
みこ
眠れないのもいやだけど、起きている時にいつもしんどくて、何をやっても頭がはっきりしない方がいやだった!
実は、日中眠すぎて「まるで地獄」みたいな生活に嫌気が差していたことに、この時気がついたんです。
「眠ること」だけに意識が向きすぎていて、人生がまったく楽しくなかった。
でも、今はどんなに落ち込んだときにも、悲しいときにも、おいしいパンを食べれば幸せになれる!
相変わらず眠りは浅くて不眠症は治っていませんが、それでもできるだけ楽しく過ごすことで、受けたストレスを差し引きゼロにするよう心がけています。
今は自分でパン作りをするのはもちろん、パン屋さん巡り も私の大事なライフワークの一部に。
みこ
仕事でパソコンを使わないから、実はこれまでほとんどネットを見なかったんです。
でもパンが好きになってからはインターネットを駆使するように!
たくさんの人たちのパン屋さん情報をもとに、自分の力だけでは出会えなかったような、人生を輝かせる最高のパン出会えたことは数しれず……。
パンだけでなく、もちろん不眠症に関する情報もネットでいろいろな人が発信しています。
このたくさんの情報に、これまですごく助けられてきました。
そこで思ったんです。
私も誰かの人生がHAPPYになる情報を手渡せる人になれたら……!
それが、グレバリを立ち上げたきっかけです。
私の悩み事は、まだなくなったわけでなく継続中です。
だからこそ同じ悩みを持つ人の力になれることがあるのではないかと思っています。
グレバリで発信する記事や情報が、いろいろな悩みを抱える誰かのために役に立てたらこんなにうれしいことはありません。
皆さんの毎日が幸せあふれる日々になりますように。